先天性耳瘻孔(じろうこう)とは、胎児の時に耳介(じかい=耳たぶ)が形成される際に隙間として残った穴のこと。
約100人に1人の確率で発生し、父親または母親に耳瘻孔があると、高い確率で子供にも発生するとされています。
穴の奥は袋状になっていますが、赤く腫れたり、膿が出ることもあります。
また、汚い手で触ってしまうと細菌に感染してしまい、腫れや痛みが出ることもあります。
この症状は薬で治療しても再発してしまうため、完治するためには、手術を行って耳瘻孔を摘出する必要があります。
細菌に感染していなかったり、何の症状もあらわれない場合は、すぐに手術の必要はありませんが、将来的なことを考えると早めに手術を受けておいた方が安心できます。