人が臭いを感じるためのセンサーの役割をしている嗅覚受容体「OR7D4」には、
遺伝的な違いがあることが解明されました。
実験では、約400人の男女に男性ホルモンの代謝物「アンドロステノン」の匂いを
嗅がせて、アンケートを取りました。
その結果、いい匂いと答える人、汗臭いと答える人、特に何も感じないと答える
人、と様々な感じ方がありました。
この結果から、同じ香水の臭いを嗅いだとしても人によって、感じ方が違うのは
嗅覚受容体「OR7D4」だけが遺伝的な違いを持っているからだ、ということが
分かりました。
また、アンドロステノンはフェロモンに関連している物質のため、同じ遺伝子を
持つ兄弟や親子で同じ人を好きになってしまう確率が高いのでは?と考えれて
いるそうです。