最近では、完全なベジタリアンまでにはならなくても、菜食志向の食生活を心がけている方が増えています。
動物性食品を食べることを禁じてはいても、卵・牛乳・乳製品は食べるようにして、たんぱく質不足を起こさないようにしているそうです。
日本では、寺社で用いられている精進料理があります。
動物性由来のたんぱく質は用いませんが、大豆やその加工品、麩などを利用して栄養のある食事を構成しています。
たんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成され、そのうち人間の体内で合成することのできないアミノ酸は9種類あります。
これらを必須アミノ酸と呼び、食事で摂取するしかありません。
米や麦には、必須アミノ酸の含有量が少なく、野菜中心の食生活では、必須アミノ酸が不足しやすくなります。
これらを予防するためには、ゆで卵、おでんの練り物、油揚げなどを用いて、料理を作るように工夫してみましょう。