女性の体は、少女の頃、思春期、結婚、出産、子育て、更年期、老後でダイナミックに変化していきます。
その比は、男性とは比べ物になりません。
昔の女性は、7人〜8人の子供を産んでいたので、月経がない妊娠中や授乳期間が長いこともあり、生涯で経験する月経は、約70回〜80回だとされています。
現代の女性は、出産回数が2回ほどに減り、月経が始まる年齢が早まっていることもあり、生涯の月経回数は約450回に増えています。
その分、婦人科系の病気リスクも高まっています。
月経異常によるホルモンバランスの乱れは、子宮筋腫、子宮内膜症の原因になります。
月経前の体や心の不調は、日常生活にも支障をきたします。
また、月経困難症は、頭痛、疲労、食欲不振などの症状の原因にもなります。
辛くても仕事が休めず、我慢している女性も増えているのです。
閉経の前後5年間は更年期と呼ばれ、女性ホルモンの急激な減少により、心身に様々な変化が現れる更年期障害があります。
最近では、20代〜30代女性にも似たような症状が現れ、プレ更年期障害とも呼ばれています。