ヘルペス感染症は、水痘や帯状疱疹ウイルス(VZウイルス)により発症します。
鼻や口から進入して、上気道や消化管へ入り、血液を経由して神経や上皮に達するとされています。
水痘(水疱瘡)は、約2週間の潜伏期間を経て、軽い発熱の症状が出て、口の粘膜に湿疹ができることもあります。
小さな水泡の中心はへこみ、やがてかさぶたなどができて、約1週間で治ります。
舌や口唇粘膜に水泡ができることもあります。
帯状疱疹は、脊髄と神経の支配する領域に帯状に発疹ができ、眠れないほど激しい痛みが伴います。
内臓にも罹患します。
潜伏期間は、約1週間〜2週間。
紅斑(淡紅色の発疹)が出て、丘疹(盛り上がった発疹)、小水疱、出血性の小膿胞に変化して、約2週間〜3週間で治ります。
高齢者の場合は、神経痛が数ヶ月と長く続くこともあり、発疹のできる場所によっては腕が上がらなくなったり、呼吸しにくくなったりします。
発疹の治療はもちろんですが、痛みについてもきちんと治す必要があります。
治療には、発疹の局所に石灰酸亜鉛華リニメントという塗り薬を何度も塗り、神経痛のある場合は消炎鎮静剤を内服します。
抗ヘルペスウイルス剤は、指示された通りにきちんと服用しましょう。
水疱や痛みがひどい場合は、早めに点滴治療を受けるようにしましょう。
大切なのは、早期診断と治療です。
きちんと治しておかないと、すぐに再発したり、痛みが残ってしまいます。